問題36:盗塁は記録される?-その4-
問題36
9回裏、10点ビハインドで迎えたDOGSの攻撃、俊足の先頭打者Aが四球で出塁しました。一塁手は一塁につかず、投手はクイックモーションで投球しないのを見たAは盗塁、捕手も二塁への送球はしませんでした。
点差もあったため守備側が盗塁に無関心だったわけですが、このケース、Aの二塁への進塁は何が記録される?
①盗塁
②野手選択
③失策
【問題36の解答】
②野手選択
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守備側が守備行為を示さず無関心であるときには、盗塁ではなく〈野手選択による進塁〉を記録します(10.07(g))。このルールが公認野球規則に載ったのは2008年のことでした。
このルールに関しては、守備側が無関心だったかどうかを判断するにあたって、次のような状況[イニング、スコア、走者を塁に留めようとしたかどうか、投手がピックオフプレイを試みたかどうか…etc]を全体的に考慮しなければなりません(10.07(g)【原注】)。
今回のケースは、上記を照らし合わせれば、盗塁は記録されず、野手選択が記録されることになります。
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しかし、さらに例外も…!(次の問題に続きます)
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