問題37:盗塁王はどっち?
問題37
DOGSのA選手とCATSのB選手が熾烈な盗塁王争いを繰り広げています。両者50盗塁で迎えたシーズン最終戦。
DOGSのA選手が四球で出塁、盗塁を試みました。しかし、盗塁を記録させたくないCATSは、捕手が送球してアウトにするのではなく、最初から無関心を装い進塁に野手選択と記録させようとしました。
一方、B選手は出塁できずシーズン50盗塁で終了。
このシーズンの盗塁王はどっち?
①A
②B
③AとB
【問題37の解答】
①A
—————————
守備側が守備行為を示さず無関心であるときには、盗塁ではなく〈野手選択による進塁〉を記録します(10.07(g))が、守備側に正当な戦術的動機があったり、盗塁が記録されるのを強くはばもうとした場合は〈野手選択〉ではなく〈盗塁〉を記録します。
*戦術的動機:走者1・3塁で、一塁走者が盗塁を企画、守備側は三塁走者の本塁突入を防ぐため、二塁には送球しなかった…etc
*盗塁が記録されるのを強く阻もうとした場合:選手のリーグ盗塁記録、通算盗塁記録、リーグ盗塁王の記録が危うくなる場合…etc
問題のケースは‘無関心’のように見えますが、実際は無関心ではなく、上記の「盗塁が記録されるのを強く阻もうとした場合」にあたりますので盗塁が記録されます。よって答えは①、シーズン51盗塁で盗塁王はAです。
—————————
無関心を装っても、この場合はだめなんですね。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。