問題55:三振で審判のマスクに挟まった…?
問題55
一死1・3塁。カウントは3-2。打者は空振りしましたが、捕手は投球を捕球できず、そのボールは審判のマスクに挟まってとまってしまいました。
それを見た各走者は進塁、打者も一塁に走り出しましたが…
この場合、どうなる?
①打者はアウト、二死1・3塁で再開
②打者はアウト、1・3塁走者それぞれ進塁、得点1、二死2塁で再開
③打者は出塁、1・3塁走者それぞれ進塁、得点1、一死1・2塁で再開
【問題55の解答】
②打者はアウト、1・3塁走者それぞれ進塁、得点1、二死2塁で再開
—————————
今回も、投球が球審のマスクに挟まってとまった場合の処遇に関する問題です。問題54と似たケースですが、いかがでしょうか?
問題54のように考えると、投球が球審や捕手のマスク、または道具に挟まって止まった場合はボールデッドとなり、各走者は1つ進塁(一走→二塁へ、三走→生還)、さらに第3ストライクになった投球なので、打者も出塁し、一死1・2塁で再開となりそうですが…
問題54と違うのは、一塁に走者がいる点です。今回の問題のケースでは振り逃げが成立しないケースなのです。
このケースでは、たとえその投球が球審のマスクに挟まろうとも、打者は第3ストライクの宣告でアウトになります(6.05(c)【注】)。
1・3塁走者の進塁は1つずつ認められますので5.09(g)、答えは②になります。
—————————
走者の進塁には、投手の暴投か捕手の捕逸をつけてくださいね!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。