問題67:バットで転んでさあ大変
バットで転んでさあ大変
打者が高いファールフライを打ち上げ、キャッチャーがこれを追いかけた。
ネクストバッターズサークルにいた次打者はキャッチャーの邪魔をしないように走ってベンチ方向に逃げた。
キャッチャーはボールを捕る構えに入ったが、ネクストバッターズサークルにあったマスコットバットにつまづいて転倒。捕球することができなかった。
このプレーを見た球審が下すべき判定は次のどれでしょうか?
①打者をアウト
②次打者をアウト
③マスコットバットに退場宣告
④管理責任があるとして監督に注意
【問題67の解答】
①打者がアウト
攻撃側が残したバットがなければキャッチャーは捕球できたと球審は判断して、守備妨害で打者をアウトにしました。
『公認野球規則』7.11はこう定めています。
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攻撃側チームのプレーヤー、ベースコーチまたはその他のメンバーは、打球あるいは送球を処理しようとしている野手の守備を妨げないように、必要に応じて自己の占めている場所(ダッグアウト内も含む)を譲らなければならない。
ペナルティ
守備妨害(インターフェア)を宣告し、そのプレイの対象であった打者または走者をアウトとする。
【注】たとえば、プレーヤーが二本のバットを持って次打者席に入っていたとき、打者がファウル飛球を打ち、これを捕手が追ってきたので、そのプレーヤーは一本のバットを持って場所を譲ったが、捕手は取り残されたバットにつまづいたために、容易に捕らえることができたはずのファウル飛球を捕らえることができなかったような場合、プレーヤーの取り残したバットが、明らかに捕手の捕球を妨げたと審判員が判断すれば、打者はアウトになる。
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ベンチ外にたくさん物を置くのはやめたほうがよさそうですね。
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