問題52:ボールが置いたバットに当たった!
問題52
無死1塁。打者はバントを試みました。ボールはフェアゾーンに転がりましたが、打球の速度が遅く、なんと打者の放ってあったバットに当たってしまいました。
捕手が慌てて処理しましたが、打者走者は一塁に、一塁走者も二塁に到達しています。
打者はわざとバットをそこに放っていたわけではありませんが…
この場合、どうなる?
①守備妨害で打者アウト。一死1塁で再開
②守備妨害で打者アウト。一死2塁で再開
③妨害にはならない。無死1・2塁で再開
【問題52の解答】
③妨害にはならない。無死1・2塁で再開
—————————
今回もいわゆる「バットとボールの2度当たり」に関する問題でした。
問題50、51はバットがボールに当たったケースでしたが、今回はボールがバットに当たっています。この場合、どのような処遇になるでしょう?
フェアの打球が転がってきて打者の落としたバットにフェア地域で触れた場合、ボールインプレーの状態が続きます(6.05)。(ただし、打者が故意に打球の進路を妨害するためにバットを置いたのではないと判断されれば、です)
問題のケースは故意ではないので、成り行きまかせ、ということになり、答えは③無死1・2塁で再開になります。
—————————
以下3パターンがまとめです!
・バットがボールに当たる:守備妨害で打者アウト、走者は進塁できない
・折れたバットがボールに当たる:妨害でない、プレーは継続
・ボールがバットに当たる:故意でなければ妨害でない、プレーは継続