塁の占有権

塁の占有権

 

二人の走者が一つの塁を占有することは許されない


ランナーがアウトになる前に他のランナーの触れていない塁に触れれば、その塁を占有する権利を獲得します。権利を獲得した塁に触れていればアウトになることはありません。

しかし、二人同時に同じ塁に触れている場合は、原則として塁の占有権は前位のランナーにあります。ボールインプレーの時、二人のランナーが同じ塁に触れた場合は、その後位のランナーは触球されればアウトになります。

 

通常の塁の占有権

例として、三塁本塁間に挟まれたランナーが三塁に戻ったとき、すでに次のランナーが三塁ベースを踏んでいた場合、三塁の占有権は元々いた3塁ランナーにあります。三塁に進んできた次のランナーはたとえ三塁ベースに触れていても、タッチされるとアウトになります。


例外のケース

バッターがバッターランナーとなって塁上のランナーが押し出される場合(フォースの状態)では、後位のランナーが進むべき塁の占有権を持ちます。この場合は前位のランナーに占有権はなく、タッチされるとアウトになります。

 

ランダウンプレーで一つの塁にランナーが2人になってしまうと、野手もランナーも誰がアウトなのか混乱しがちです。アウトではないのに塁を離れてしまっては損をしてしまいます!

わからなくなってしまったときは、むやみに塁を離れずに、審判員の判断をよく確認してから次の行動に移りましょう!


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2014年 2月 11日
コメントは利用できません。

ピックアップ記事

2016.3.30

問題62:投球が打者の体に当たった!盗塁は?

問題62:投球が打者の体に当たった!盗塁は? 投手の投球が打者に当たっても、よける意思がないと判断されれば死球に…

書庫

Twitter でフォロー

ページ上部へ戻る