問題28:塁についている走者が野手を妨害した

問題28:塁についている走者が野手を妨害した

問題28

一死1塁。打者は一塁線にファールフライを打ち上げました。
一塁走者は一塁ベースに触れたまま、一塁手がファールゾーンへ打球を追うのを妨げています。結果的に一塁手は捕球できませんでした。
この場合は、どうなる?

①一塁走者の故意が認められても、ベースについているのでお咎めなし。一死1塁で打席再開。
②一塁走者の故意が認められれば、一塁走者はアウト。二死走者なしで打席再開。
③一塁走者の故意が認められれば、一塁走者・打者ともにアウト。3アウトで攻撃終了。

問題28:塁についている走者が野手を妨害した


【問題28の解答】

③一塁走者の故意が認められれば、一塁走者・打者ともにアウト。3アウトで攻撃終了。


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走者が、打球を処理しようとしている野手の妨げになった場合は、それが故意であったかどうかには関係なく、走者がアウトになります(7.08(b)と【原注1】)。しかし、占有を許された塁についている走者が守備の妨げになった場合は、妨害をとられません。
今回のケースも、占有している塁についている走者が守備の妨げになっているので、走者はアウトにならず…といいたいところですが、このルールには例外があります。故意かどうかが重要になるのです。
故意が認められれば、走者だけでなく打者もアウトになります(ペナルティです)。二死のときは、打者にアウトをつけます。
なので今回のケース、①は故意が認められればお咎め‘あり’なので×。故意と認められれば②ではなく③となるので、正解は③でした。
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走者の妨害で打者まで一気に2アウトとは…!


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